能の種類他

舞事(まいごと)と働事(はたらきごと)に分けることができる。舞事は、基本的な型を繰り返し
ながら旋回運動を続け、荘重さ、典雅さ、躍動感などの情緒を表現します。働事は、狂乱・興奮・
決闘などの写実的・表意的な意図を舞踊的な所作で見せます。

☆能の種類

1.夢幻能と現在能

主人公が亡霊として登場し、自分が生きていた過去を回想することで、人間の情念を凝縮して描いた内面劇。過去と現在が自由に交錯し、そこに生まれる心の動きそのものがドラマとなっている。

@.夢幻能

2.五番立

A.現在能

能のフルコースへ
現実の時間経過に沿って劇が進行し、登場人物の多くが生きている人間として登場する。複数の登場人物の対立や、人間の苦悩や心情をえがくなどの特徴がある。

☆能の舞

☆能の装束

能の装束は、地もデザインもはなはだ堅く、揺れ動く美を捨て去っています。これは能面の規制
によるもので、装束も動きも全て直線的で、幾何学的デザインで統一されています。
舞台その他が簡素なのに比べ、装束は大変豪華です。非日常的なデザインによって能面とうつり
あい、効果をあげているといえる。

☆能  面

能面解説へ