「相舞(合舞)」とは、二人(以上)の演者が、一緒に同じ舞を舞うことです。 シテとツレの相舞には『小袖曽我』や前回説明した『二人静』が、ツレ二人のものには『鶴亀』『嵐山』『一角仙人』がある。 また、『石橋〔しゃっきょう〕』などもそうです。 .『一角仙人』では、酔っぱらわされた仙人とそれを誘惑する美女が、酔っぱらって興じ戯れる妖精(?)の相舞なので、わざと外したりすることもありますが、この『二人静』は、静の亡霊とそれに操られる菜摘女なので、ほんとうにピッタリ合わなければいけません。 親子や兄弟などで舞っても、なかなか難しいのではないでしょうか。 |
能の用語解説
今回のテーマ~《「相舞(あいまい)」》