能面の種類

（Ⅰ：女面）
③年老いた女性
②中年の女性
能面の様式は室町時代から安土桃山時代にかけて完成しました。種類はおよそ60種類ほどあり、大きく神・男・女・狂・鬼畜などに分けられます。まず『女面のいろいろ』について紹介してまいります。
◎姥（うば） ◎老女（ろうじょ）
◎曲見(しゃくみ) ◎深井(ふかい)
年齢が深いとか心持ちの深さ、 又は人生経験の深さを表しています。 喜怒哀楽を知っている中年の女です。
『百万』『隅田川』

①美しく若い女
◎小面(こおもて） ◎若女（わかおんな） ◎増女（ぞうおんな） ◎孫次郎（まごじろう） ◎万眉（まんぴ）
主に金春流・喜多流 主に観世流 主に宝生流 主に金剛流
おさない初々しさ。 端麗さ。 清楚な気品。 成熟した女性。 艶っぽさ。
代表曲：井筒、松風 代表曲：東北、井筒 代表曲：羽衣 代表曲：熊野、松風 代表曲：殺生石